2025年5月24日土曜日

5/26〜 週明けからのドル円考察

週明けのドル円相場は、以下の点を考慮して動向を考察できます。

1. 先週の振り返り
 * 先週は、日銀の金融政策決定会合後に円買いが進む展開となりました。

 * 米国経済指標やトランプ氏の発言に関連する関税リスクなども、円の選好につながる要因となりました。

 * 一時142円台まで下落する場面も見られましたが、週末にかけては反発する動きも見られました。一部では、週足のローソク足で長い下ヒゲが表れたことから、下落が一服し、弱気地合いのなかの「急反発」が警戒されています。

2. 週明け以降の注目点

a. 経済指標
来週は以下の主要な経済指標が発表されます。これらの結果がドル円の動向に大きく影響する可能性があります。

 * 米国:
   * FOMC議事要旨(5月)
   * 4月個人消費支出(PCE)
   * ミシガン大学消費者信頼感指数
   * 新規失業保険申請件数
 * 日本:
   * 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
   * 全国消費者物価指数(CPI)
特に、米国のPCEデフレーターはFRBが重視するインフレ指標であり、その結果次第では金融政策への思惑が変化し、ドルに影響を与える可能性があります。

b. テクニカル分析
 * 直近のサポートラインとしては146.00、145.00、144.54などが挙げられます。これらのラインを割り込むかどうかが注目されます。

 * 一方で、上値抵抗線としては150円や、トランプ関税ショックの高安、フィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準(約149.00)などが意識されます。

 * 一部のテクニカル指標では、弱気地合いが示唆されており、ドル円の下落リスクへの警戒感が続くと見られています。
ただし、過度なドル売りは限定的で、140.00円を割り込む場面があれば、一旦押し目買いを検討する声もあります。

c. その他要因
 * 米国の財政悪化懸念: 引き続きドル安につながる可能性があります。

 * 地政学リスク: 突発的なニュースは、リスクオフの円買いにつながる可能性があります。

 * 要人発言: 日米の金融当局者や政府関係者の発言にも注目が必要です。

3. 予想レンジ
複数の予測を見ると、来週のドル円の予想レンジは以下のようになっています。
 * 下限: 139.80円~142.00円
 * 上限: 145.30円~157.50円 (※幅が広いのは、様々な見方があるためです。)
おおむね、140円台前半から140円台後半での推移が予想されていますが、変動要因が多いことから、広めのレンジが提示されています。

まとめ
週明けのドル円は、米国の主要経済指標の結果と、それに伴う金融政策への思惑が主な焦点となるでしょう。日本の介入動向や、地政学リスクなども注視しながら、慎重に動向を見極める必要があります。特に、週末に突発的なニュースがなければ、週明けの相場は比較的落ち着いた動きとなる可能性もありますが、重要な経済指標の発表が控えているため、その後の値動きには注意が必要です。