🇯🇵 日銀(BOJ)編:単独での円高トレンドは厳しい?
「0.25%利上げ」はすでに市場に完全に織り込み済み。そのため、利上げが決定しただけでは円高には振れません。
相場がサプライズで円高に動くためのポイントは2つです。
1️⃣ タカ派メンバーの投票行動
注目点: 高田委員や田村委員などのタカ派から「0.5%利上げ」への一票が入るかどうか。
見通し: 仮に票が割れて一時的な「円高ショック」が起きたとしても、中立金利(利上げの最終到達地点)を考えると実際に0.5%が通る確率はゼロに等しい。
戦略: したがって、もし下がったとしてもそこは絶好のドル円の「押し目買いチャンス」。
2️⃣ 内田副総裁の記者会見
注目点: 入院中の植田総裁に代わって登壇する、内田副総裁の発言内容。
見通し: 今後の利上げに前向きな踏み込んだ発言があれば、ドル円下落(円高)の可能性はあります。
戦略: ただし、これもあくまでサブシナリオの域を出ません。
⚠️ 日銀の結論
基本的には、現在の日銀の力だけで本格的な円高トレンドを作っていくのはかなり厳しい環境です。
🇺🇸 FOMC編:新議長ウォーシュ氏がもたらす超複雑シナリオ
今回の会合での「金利据え置き」は確実。しかし、最大の焦点は新しくFRB議長に就任したケビン・ウォーシュ氏の動向であり、これが相場を非常に難解にしています。
💥 リスク①:ドットプロット(金利見通し)の形骸化?
通常なら: ドットプロットがタカ派的(利下げに慎重)なら、素直にドル高へ動く。
今回のリスク: ウォーシュ新体制では、そもそも「ドットプロット」や「FOMC後の会見」自体を撤廃する可能性が示唆されています。
影響: この方針が現実味を帯びると、市場が今回のドットプロットの結果を真に受けなくなり、非常に厄介な展開が予想されます。
📊 リスク②:物価指標の変更(PCE ➡️ トリム平均)
今回のリスク: 金融政策の判断基準が、従来のPCEデフレーターから**「トリム平均」**へ変更される可能性。
影響: トリム平均が採用されると、算出されるインフレ率自体が下がります。結果として利上げ確率が低下し、思わぬドル安要因に直結する恐れがあります。
💡 全体まとめ
直近のファンダメンタルズ全体を見渡せば間違いなく「ドル高」を指し示しているものの、ウォーシュ新議長の腹積もり次第では予期せぬドル安が襲ってくるリスクも孕んでいます。
今回は本当に「決めつけ」をせず、フラットな目線で結果を迎えたい非常に難解なFOMCになりそうです!